基本理念・院長挨拶
基本理念
患者さんに優しく信頼される病院づくりをめざしています。
基本方針
- 地域住民の信頼を得られる、質の高い医療を行います。
- 人格と権利を尊重し、愛のある医療を行います。
- 町立病院として公益性を重視します。
- 人間性にあふれた、働きがいのある病院運営に努めます。
院長挨拶
明けましておめでとうございます。能登北部では昨年元日の地震、さらに9月の大雨による爪痕がまだ深刻でありますが、新しい年を希望へ繋げることを祈念し、素直に喜びたいと思います。
昨年の正月のご挨拶は、2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の混乱が、長期に付き合う疾患として許容し、生活を楽しむ時期に至ったことを取り上げました。落ち着きを取り戻すはずの一年が、新たな苦難が生じることは全く予想できませんでした。未だ余震の懸念がありますが、被災された方々が、落ち着いた日常生活を取り戻せることをお祈り致します。
昨年の地震は、能登半島という交通の遮断が容易に生じる地域で発生したため、連絡が取れない地区が散在し、救援活動の難航が予想されました。実際、多くの困難がありましたが、正月という社会活動が難しい時期にも関わらず、全国からの支援は翌二日から始まったことは、東北大震災や熊本地震の経験が生かされたと思われます。幸い当院は、免震構造のおかげで院内設備には地震の影響はありませんでした。そのため、震災後には被災された方々を受け入れ、多少なりとも医療支援に貢献できました。
これらの経験を経て、感染症の流行や自然災害の発生などの非常時においては、病院機能の維持が大変重要であることを、強く認識しております。そうした事態において十分な責務を果たすため、日々の医療レベルを高める努力を続けることに加え、他の医療機関や介護施設との連携をさらに充実させるように努めます。
今年もよろしくお願いいたします。
令和7年1月1日
町立宝達志水病院
院長 西澤 誠